茨城県のポツンと一軒家を訪れ、主の久夫さんに話を聞いた。全長55mの堆肥舎で、牛糞を処理して販売もしている。所有する山林は約6haほどで、かつては炭焼きをやっていた。堆肥舎は約30年前に建設したもので、撹拌機で酸素を送って発酵させる。発酵熱で殺菌すると臭いがしなくなる。最初は補助事業として3軒で始まり、助成金を除いた負担金2000万円を3軒で割った。総工費は1億円ほどかかっているという。高齢化のため2軒はすでにやめてしまい、今は久夫さんが1人で麓の牛舎から牛糞を運搬している。乾燥させた堆肥を二次発酵させ、約1年ほどかかって堆肥になる。篩で異物を除去し、大口の農家へはトラックで納品。残りの堆肥は袋に詰めて小売りしている。麓の家は久夫さんの生家で、祖父はお茶農家や馬車引きの運送業などをしていた。その後馬を生産して販売していたが、耕運機で畑を耕すようになったため堆肥用に牛を飼うようになった。
