新潟県ではきょうからコシヒカリの県外出荷がはじまった。ことおしは高温・水不足の影響が懸念されたが、出穂期に雨などが降り、検査では1等米の割合が約80%と平年並みとなった。JA全農新潟県本部はことしは仮渡し金の目安を大幅に引き上げたこともあり、コシヒカリの販売価格は去年の同じ時期と比べて3割前後値上がりする見込み。きょう出荷のコシヒカリは今月19日ごろから関東のスーパーなどで販売される。小千谷市の倉庫では魚沼産コシヒカリの品質検査が行われている。おとといまでに検査した新米は、1等米が7割余と平年よりやや低くなった。JA魚沼は魚沼・周辺の自治体で収穫されたコメを魚沼産コシヒカリとして出荷していて、今シーズン収穫された新米は今月8日から品質検査が行われている。小千谷市の倉庫では約30トンが検査された。おとといまでに検査がした新米約144トンのうち1等米は73.5%と平年同月比でやや低い割合になった。