モーリタニアでタコの神様と呼ばれている中村正明さん。50年ほど前、青年海外協力隊に所属しアフリカで漁業指導を行っていた。1978年、モーリタニアへ行き偶然がきっかけでタコツボ漁を指導。新たな産業をもたらし雇用を生んだとして中村さんは2010年に国から勲章を授与された。去年、再びモーリタニアへ。1980年代に200人だったタコ漁師は約2万人に増加。日本への輸出が減少している理由は買い負け。ヨーロッパはサイズに構わず質より量を重視する一方、日本は大きさや形など規格に厳しい。モーリタニアでは子どもにナカムラやマサアキと名付ける人もいるという。