エヌビディアの決算について大川さんは「生成AI関連の需要の堅調さが続くのかというのを見極める意味でも重要。ただ、直近で台湾の鴻海などエヌビディアの先端半導体を搭載したサーバーの受注も堅調で、売上高も過去最高というのも出ているので、依然として成長継続への期待は根強い。一方でアメリカの半導体企業全体の業績予想のサイクルが、じつはピークアウトを始めたかのような動きもみられてしまっている。今までの以上な急成長の反動と考えられるが、鈍化の見通しは一時的なものなのか、供給が過剰になり始めたサインなのかを見極める決算にもなるかなと思う。あとは以前にも触れたが、エヌビディアの半導体=ハードウェアだけではなく、ソフトウェアの方も大事になってくる。ユーザーが生成AIを使って便利になったり業績が改善しないと需要は続かない。その意味ではそこを確認する、セールスフォースなどの決算も合わせて確認する必要があると思う」などと話した。