日本の主力ロケット「H2Aロケット」の最終となる50号機は、きょう午前1時33分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、約16分後、温室効果ガスなどを観測する人工衛星「いぶきGW」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。管制室では関係者が抱き合ったり握手をするなど喜びを表していた(JAXA提供)。H2Aロケットはこれまで20年以上、日本の主力ロケットとして数々の人工衛星を宇宙に運んできた。打ち上げ費用の高さから今回で終了し、後継機であるH3ロケットへ完全移行する。H2Aロケット全体の成功率は98%となった。