自民党総裁選の前倒しをめぐり、小泉進次郎氏はこれまで、「前倒し論」からは距離を置く姿勢を見せていたが、先月28日以降、「前倒し論」を擁護し、理解を示す発言をしている。発言が変化した背景には、党分裂への危機感があるとみられる。小泉氏はきのう、党四役全員が辞意を表明したことは非常に重いこと、党として正式に解党的出直しに取り組むと総括で位置づけたならば、その通りに行動しなければならないなどと話した。田崎は、小泉氏は、総裁選前倒しへの賛成を明言はしていない、自民党神奈川県連が態度を決めるのは8日午前中となっている、小泉氏は7日までに態度を表明するのではないか、一度総裁選に出馬していることから、今回も前倒しに賛成し、出馬するのではないかなどと話した。林は、神奈川県連は、6日土曜日に支部の意見を集約する、それをもって、県連会長である小泉氏が一定の判断をするのではないか、石破氏からの卒業がキーワードになる、今まで支えてきた面々が石破氏から卒業するかどうか、その面々に小泉氏がいるかどうかが注目されるなどと話した。岩田は、小泉氏は、コメの高騰に対応するため、石破氏や森山幹事長から名前を出してもらって農水大臣に就任した、そんななかで、総裁選前倒しに賛成するのは重い判断になるが、党として決めた解党的出直しのために、何をするべきかを考えているのではないかなどと話した。林は、鈴木宗男氏は、今回の流れのなかで、石破氏は総裁を続けるべきだと明確に言っている、今、石破氏につこうという人は少ないが、世論を尊重するため、石破氏からの卒業を表明していない人もいるなどと話した。清水は、国民のニーズを把握することが解党的出直しにつながる、石破氏も総裁選に出て、全国の党員票と議員票との差から、国民のニーズとのギャップを議員が把握することが出直しの一歩になるのではないかなどと話した。