峯村健司さんが解説する。日本製鉄のUSスチール買収についての疑問を募集中、QRコードかサン!シャイン 公式LINEから友だち追加で送ることができる。USスチール本社があるペンシルベニア州選出のマコーミック上院議員はテレビ番組で大統領と買収計画の意見を交わしたと秋田家にした。その上でCEOや取締役会の過半数はアメリカ人が占めると強調、アメリカ政府が拒否権を行使できる黄金株を保有するとの認識を示した。峯村氏は「日本でも鉱物資源を扱うINPEXの黄金株を政府が所有、買収されないよう制限しているやり方でバイデンさんが反対した理由は安全保障上問題としていたので黄金株で懸念をなくそうということ」とした。日本製鉄が完全子会社にこだわるのは技術漏洩帽子のためどがある。買収メリットは米国市場への参入強化などがあるが丸紅経済研究所今村社長は閉鎖的な米国市場へ入り込むことが最も重要、高品質の鋼材を米国日系を含む企業に適切価格で供給しシェアを拡大できることもポイントという。買収が成功すると粗鋼生産量ランキング世界3位まで浮上、また日米の鋼材需給は真反対となっている。ゴンサルベスCEOは「中国の生みの親は日本」などと日本製鉄の背景まで批判、前身の新日鉄は中国の要請で最新鋭の高炉建設を支援し2004年合弁で自動車向けの鋼板会社を設立し支援した企業が世界最大の鉄鋼メーカーになった経緯があり、アメリカと対立している中国を育てたのは日本と買収反対派もいるということ。峯村氏は「複数に聞いたが買収は成功すると思う」などとした。