自民党、公明党、国民民主党はきのう103万円の年収の壁を178万円に目指して来年から引き上げることで合意した。政治部デスク・西垣壮一郎がスタジオで解説。178万円を目指すという点について、自民党・森山幹事長は「1年でやれるわけではない」、国民民主党・榛葉幹事長は178万円にこだわるかという問いに「もちろんです」と述べている。特定扶養控除について解説。学生の子(19〜22歳)が年収103万円以下の場合、扶養する親の税負担を軽くするもの。この引き上げについて金額のメドは自民党と公明党が130万円、国民民主党は150万円としている。103万円の壁引き上げで税収や、「扶養控除や社会保障の壁」との整合性、自民党内の調整が壁になってくる。きのうの幹事長会談で、宮沢税調会長は「釈然としない感じは正直ある」と述べている。予算を決める関係上、来週半ばくらいには具体的な数字が見えてくるという。