きのう「103万円の壁」をめぐり、自民党・公明党・国民民主党の税調会長が6回目の協議に臨んだが、国民民主党は会議冒頭で席を立ち、1時間ほどの予定がわずか10分で終了した。「103万円の壁」引き上げについては、11日に行われた3党の幹事長会談にて国民民主党の主張する「178万円」を目指し来年から引き上げることで合意していた。しかしその2日後に行った協議で自民・公明が提示したのは「123万円」に引き上げる案だった。さらにきのう、新たな提案もなかったことに国民民主党は怒りをあらわにした。今後の協議はどうなるのか。萩谷さんは「特に今の時期、働きたいのに働き控えをしている、壁のために働けない、企業の方も壁があるために一番の繁忙期なのに働いてもらえないと困っている状態というのもあると思うので早く解消すべき。一方で財源の問題も重要で、手取りが増える方は多くなるのは良いが、手取りとは関係ない生活保護などで生きることを繋いでいる方への支援の財源がなくなるというのはそこはそこでいけないことなので、128万円と178万円の差をどうみていくか丁寧に見てほしい」などとコメントした。