今後どうやって関心を高めていくのかを実施主体の博覧会協会の石毛博行事務総長に聞いた。「(これから)コンテンツが明らかになり、来場しようと思っている方は“こういう万博なんだ”“行ってみたい”“ぜひ行きたい”とおこることを期待している。あるいは各地の観光と万博を結びつけることで、万博のお客を(各地に)呼びたい。“この万博を利用してやろうじゃないか”がおこってくると、それはそれでひとつの機運の高まり方だと思っている」などと述べた。なんのための万博かということについて石毛事務総長は「(万博を)訪れた人たちの記憶に残り、例えば1970年の万博の太陽の塔の中の生命の木を見て命の木を見て、生物学の世界や生化学の世界に入っていった子どもたちがいる。一人一人の人生に影響を与えるようなそういうものの集大成だと思う」と述べた。宇宙飛行士の野口聡一さんは、1970年の大阪万博で月の石を見たという。石毛事務総長は「万博は世界を見せ、未来を見せる場だ」と話していたが、人々を引き寄せられるような展示やイベントをどれだけ提供できるか、そこが勝負どころになる。