全国23都府県でインフルエンザ“警報レベル”。立川パークスクリニック・久住英二院長は万博など外国人観光客の急増や変異ウイルスの可能性を指摘している。大正製薬・弘前大学・京都大学の共同研究チームはインフルエンザに感染しやすい5つのタイプは「血糖が高め」「肺炎を経験」「アレルギーあり」「多忙・睡眠不足」「栄養不良」と発表。血糖値が高いと白血球の働きが鈍くなり免疫力が低下する。肺炎を経験している人は元々感染症に対して抵抗力が弱いと考えられる。アレルギーは慢性的な炎症で呼吸器のバリア機能が弱い。対策として、血糖が高めの人は食物繊維が多いものをとる。肺炎を経験した人は湿度を40~60%に保ち肺は気道の粘膜を守る。アレルギーがある人は鼻づまりの場合は入浴で血流を促進させ、粘膜を柔らかく保つ。多忙・睡眠不足の人は起床時刻を同じにする。栄養不良の人は朝食で体温が上がり免疫細胞が働きやすくなる。久住院長は「今年の流行が早いため、来年には別の型が流行する可能性がある。ワクチンは複数の型に有効なため、今からでも接種してほしい」と話した。
