高輪ゲートウェイ駅の前に今年9月にオープンしたニュウマン高輪。その5階にBUNKITSU TOKYOがある。ジャンル別に合計約10万冊の本が並ぶ。店内の端から端まで約200mある。巨大本屋の開店準備に特別に潜入。空っぽの本棚に、入荷した約300冊を6人がかりで並べる。並べるポイントは、新刊は表紙が見えるように手前に見せて置く。店の入口付近の置き方にも一工夫あり、最初に置いているのが女性誌。付録付きの雑誌は特に人気で、動線の最初に持ってくると売れやすいという。人の視線はZの形に動くので、左上と右下に注目度の高い本を置くと間の本も視線に入るという。ブックフィルムは本屋さんが貼り付けしていて、オープンまでに約3万冊貼らないといけないという。絵本に関しては手作業で調整している。ブックディレクターとは、空間に合わせた本棚をデザインする人。場所のコンセプトも含めて物語のように本のある場所を作っていくという。バラバラに見える並びも全部演出だという。
住所: 東京都港区高輪2-21-2