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「CCS」 のテレビ露出情報

CCSとは、二酸化炭素を回収して地下に貯留する技術のこと。ヨーロッパでの新たな取り組みなどを取材した。ヨーロッパ(ノルウェー、英国、フランス)の大手エネルギー企業3社が共同で開発した最新のCCS施設が、ノルウェー南西部にことし9月にオープン。二酸化炭素はパイプラインで100キロ離れた沖合に送り、深さ2.6キロの地中に埋める計画。特徴的なのは、専用の船でヨーロッパ各地から二酸化炭素を有料で引き取る仕組み。来年から受け入れを始める見通し。ノルウェー政府の全面的な支援を受けているが、商用化も視野に入れた世界で初めての取り組みだという。
新たなビジネスの可能性を見据え、日本企業も動き始めている。海運大手・日本郵船は、ノルウェーの企業とともに二酸化炭素の海上輸送などを行う新会社を2年前に立ち上げた。二酸化炭素を常温のまま液化させ輸送する、独自の技術を活用。世界で需要が高まるとみて、運搬船の開発を進めている。
一方で、ヨーロッパでは地元の理解も課題となっている。フランス・ピレネーアトランティック県にある道路沿いの看板には「私たちの足元のCO2にはノー」と書かれていて、地下に二酸化炭素を埋める計画に反対している。この地域に住む男性は、工業団地が立地する盆地の地下に二酸化炭素を埋める計画が3年前に立ち上がったが、会社からの説明を受けても不安を解消できなかったという。「二酸化炭素の貯留によって起きる問題は経験がないこと」などと述べた。地元企業からも懸念の声が上がり、周辺の自治体も反対。企業は計画を見直すことを明らかにした。賛否もあるCCS。専門家は地元の理解に加え、コストの面でも課題があると指摘。フランス国立科学研究センター・グザビエアルノードサルトル研究部長は「CCSの用途を明確にする必要がある。ヨーロッパでCCSが発展するのは政策の一部となり、ビジネスとして成立した場合だ」と述べた。IEA(国際エネルギー機関)は、2050年にCO2排出量を実質ゼロにするためには、現在の世界全体の排出量のおよそ2割にあたる量を貯留する必要があると指摘しているが、実現への課題は大きい。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年11月21日放送 6:30 - 7:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本おはBiz
CCSとは、二酸化炭素を回収して地下に貯留する技術のこと。ヨーロッパでの新たな取り組みなどを取材した。ヨーロッパ(ノルウェー、英国、フランス)の大手エネルギー企業3社が共同で開発した最新のCCS施設が、ノルウェー南西部にことし9月にオープン。二酸化炭素はパイプラインで100キロ離れた沖合に送り、深さ2.6キロの地中に埋める計画。特徴的なのは、専用の船でヨーロ[…続きを読む]

2024年11月12日放送 4:15 - 5:00 NHK総合
国際報道SPOT LIGHT INTERNATIONAL
アゼルバイジャン・バクーから中継。2015年に「COP21」で採択された「パリ協定」。世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べ2度未満に保つこと共に1.5度に抑える努力をすること、そして世界全体の温室効果ガスの排出量を今世紀後半に実質ゼロにすることを目標に掲げている。そこで注目なのが「CCS」技術、工場などから排出される二酸化炭素を分離して回収、地中深くに貯留[…続きを読む]

2024年6月22日放送 17:20 - 17:30 テレビ東京
TXNニュース(ニュース)
世界初の液化CO2輸送船が北海道内で初めて公開され、斎藤経産大臣が視察した。輸送船は大気中で回収して液化したCO2を大量に輸送できるとし、深さ1000メートル超の地中に埋めることを目指している。

2024年5月17日放送 18:00 - 18:10 NHK総合
ニュース(ニュース)
工場などから排出された二酸化炭素を回収し、地中深くにためる「CCS」と呼ばれる技術。脱炭素社会の実現に向け、CCSの事業環境を整備するための新たな法律が、参議院本会議で可決成立した。

2024年2月22日放送 10:45 - 10:55 NHK総合
みみより!くらし解説(みみより!くらし解説)
先週政府は脱炭素と競争力強化を両立させるGXの推進に向け、2つの法案を閣議決定した。GXはグリーントランスフォーメーションの略で、脱酸素社会への以降と産業競争力の強化を目指し、官民150兆円超の投資で技術開発・産業を支援する。閣議決定されたのは通称・水素社会推進法とCCS事業法。水素は燃やした際に二酸化炭素を出さないため、幅広い利用が考えられている。水素社会[…続きを読む]

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