大和証券CMアメリカのシュナイダー恵子さんに話を伺う。シュナイダーさんは「AIは今後も大きなテーマとして中長期的に相場を牽引すると思う。アドビは画像編集ソフトで高い市場シェアを持ち、クリエーター向けではほぼ独占的の企業。世界のモバイルトラフィックでは今後も動画の急成長が予想され、アドビが提供するソフトへの需要もそれだけ高まると思われる。去年3月にはAIサービスを公開し、生成AIへの需要を取り込む基礎も高めた。先月15日、オープンAIが文章を入力するだけで動画を作成する生成AI「Sora」を発表。アドビの株価が翌日約7%下落した。オープンAIはSoraを一般公開する予定はまだないとしている上、著作権を含め商用化へのハードルは高く、プロのクリエーターはそう簡単にアドビから離れないと思われる。アドビは明後日が決算発表で、ファイアフライの業績への寄与や今後の見通しに注目」、「グーグルの親会社アルファベットもAIに関して苦戦している。去年ChatGPTの対抗策として開発した対話型AIバードは回答の不正確さが指摘された。その後、グーグルはジェミニを発表したが、人物の画像生成に不具合が見つかり、株価が下落した。アルファベットは収益の8割以上が広告収入。今年の夏はパリ五輪や米大統領選と広告業界にとって2大イベントが重なり、商機となっている」などと話した。