パレスチナのガザ地区でイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってあすで丸2年となる。そうした中、先週アメリカ・トランプ大統領がワシントンでイスラエル・ネタニヤフ首相を迎えて包括的な停戦の計画を発表した。イスラエルもハマスも受け入れる姿勢を示しているが、停戦は実現するのか。解説委員・鴨志田郷さんが解説する。イスラエル・ネタニヤフ首相は「人質が全員解放されるまで軍を動かさず、ハマスは武装解除を迅速に」と強く求めている。きょう6日、双方の交渉団が仲介国のエジプトに行って人質解放などの協議を行うが、協議は難航することが予想される。エジプトとの協議を前にトランプ大統領はアメリカのメディアに対して「ハマスが権力を引き渡さなければ消し去る」と述べている。ガザ地区の住民はこれまでに何度も避難を強いられており、外部からの支援物資が途絶えたことで死者は約2万人の子どもを含め約6万600人。けがをした人は約17万人、破壊された住宅は約29万棟に上る。イスラエル軍によるガザ市への攻撃により避難できずに残っている住民は60万人に上る。穏健派のパレスチナ暫定政府が統治するヨルダン川西岸地区の南北を分断する場所にイスラエルは巨大なユダヤ人入植地をつくっている。長年解決できない「パレスチナ問題」のこれまでの経緯を解説。いま実態を伴わないパレスチナ国家を承認する動きが広まっていて、フランス、イギリス、カナダなど150か国以上がパレスチナを国家承認している。G7(主要7か国)の承認は初めてで、イスラエル・ネタニヤフ首相は「国家承認は狂気の沙汰」と強く非難している。
