ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのスーパー・ニンテンドー・ワールドに来月、新たなエリアがオープンする。任天堂の人気ゲーム「ドンキーコング」をテーマにした新エリア「ドンキーコング・カントリー」。新エリアのためにスーパー・ニンテンドー・ワールドの敷地を1.7倍に拡大。ゲームにも登場する黄金のしんでんの内部や、トロッコを模したアトラクションなど、一部が初公開された。開業は来月11日。インバウンドの来園者が増え続けるなか、海外でも人気のドンキーコングで、さらなる集客につなげたい狙い。こうした新エリアは、USJだけでなく東京ディズニーシーでもおよそ3200億円をかけ「ファンタジースプリングス」を今年6月に開業している。関根哲さんは「テーマパーク業界は従来以上にインバウンドの取り込みが一つのポイントとなっている」とコメント。来年夏に沖縄で開業予定のテーマパーク「ジャングリア」や横浜の上瀬谷地区で三菱地所などが2031年の開業に向けて開発を目指している「KAMISEYA PARK」もインバウンドを取り込む狙いがあると指摘する。さらに人件費などの高騰で、入園料が上がる中、価格に見合った価値を提供するためにも、テーマパーク開発は今後も加速するという。