2022年の参議院選挙の投票率は約52%。10歳代は35.42%、20歳代は33.99%、60歳代は65.69%。各世代の人口を考えると投票率以上の差がある。「シルバー民主主義」とは、各政党が投票に行く人が多い高齢者に有利な政策を優先し、若い世代の意見を先送りにすること。星浩が「若い人をどうやって引き付けるかも、最近の選挙では各党の関心事」と述べた。若者の投票率を揚げるには。20歳代が投票時に参考にするメディアは、選挙公報7%、新聞5%、テレビ19%、インターネットが53%。各政党は動画などで政策を発信している。去年10月の衆院選期間中、政治系動画の再生回数は約2億7500万回だった。立命館大学・谷原つかさ准教授によると、政治に少しでも興味がある人は、SNSの動画を見て投票につながっている可能性がある。まったく興味がない人も、自分が抱える課題に関連する動画が流れてくれば投票行動に影響した可能性もある。京大、同志社大、立命館大の学生15人で発足した「JAPAN CHOICE」は、質問に答えるだけで自分の意見に最も近い政党をマッチングしてくれる。
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