「バレエチャンネル」編集長の阿部さや子がK-BALLET TOKYO『ロミオとジュリエット』の見どころをプレゼン。一般的なクラシックバレエはストーリーと踊りの見せ場が別々になっているが、この作品はドラマティックバレエでその2つが完全に一致する。熊川版『ロミオとジュリエット』の見どころは、悲劇に向かって駆け抜ける5日間の恋の描き方。一般的な『ロミオとジュリエット』は全3幕の構成になっているが、熊川版は2幕と3幕をつなげることにより、幸福から悲劇までを一気に描き、若き男女の切羽詰まっていく様子を演出しているという。『ロミオとジュリエット』愛と破滅の5日間を過去の公演映像を紹介しながら1日ごとに解説。1日目は運命の出会い。運命の恋にたかぶる気持ちを踊りで見事に表現している。2日目はマキューシオの死。お調子者のマキューシオが踊りで見せる“死に様”は必見。3日目はロミオ追放、4日目はジュリエットが死を偽装。
