災害時も日常もAIドローンの“ソナエ”。小型ドローン「Skydio X10」を紹介。重さ約2kg・飛行時間最大40分。ドローンポートと呼ばれる格納場所に着陸すると自動で充電ができる。周囲斜め45度開けた場所に設置可能。ドローン使用で災害状況の一時確認ができる。AIが搭載されているため、障害物を避けながら飛行・撮影が可能。先日、大規模災害を想定した訓練が行われた。その際には約1km離れた場所で人が◯のパネルを掲げたが、それを認識することができた。さらにドローンの先端には熱を映像化するサーモカメラが付いている。災害で逃げ遅れた人の早期発見して人命救助につなげる。また、体温検知で「動物の発見」にも役立てられるか検討中。ドローンには追加でスピーカーを完備。上空から防災無線のように注意を呼びかけることができる。ドローン防災を進めているのがKDDIのドローンの子会社。KDDIは衛星通信「スターリンク」を活用。JALと連携して全国の地域防災の拠点を目指す。石川県能登地域4カ所に常設され、橋の点検などを行っているという。ドローンは有事だけでなく平時での活躍も期待されている。鉄塔・橋・下水道の点検など。他にも3Dマップを立体カメラで作ることができ、工事状況の進捗をよりリアルに確認することもできる。オペレーションルームでドローンを遠隔操作できる。拠点は全国どこでもOK。KDDIスマートドローン・博野社長は今後について「全国1000台の展開を目指していきたい。どこでも10分で駆けつけられる社会基盤としてのサービスを目指したい。平時でインフラ点検・監視といったものでユースケース(利用例)を作り上げて有事に活用していくサービスを目指したい」と話した。
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