SMBC日興証券・野地慎さんの、ドル/円予想レンジは156.50円~157.90円。野地慎さんは「日米の金融政策イベントを控えていることもあり、大きな方向性は出づらい。アメリカ大統領選挙の思惑から、債券市場や株式市場のボラティリティーが高まっていて、これらの市場に連動しながらの相場変動もありそう。」と話した。また、注目ポイントは「需要の円売りはさほど大きくない。」とのこと。野地さんは「6月のアメリカCPI公表後に、介入と思われるフローなどから一時4円程度値下がりしたドル円だが、先週17日にも2円以上の下げを記録するなど、下方向への値幅の大きさが気になる。実需の円売りが最大の円安要因との声も聞かれたが、ドル円の値下がりでは実需の円売りが弱いようにも見受けられる。」今後もさらにドル円が値下がりする可能性が高い。円売りポジションの解消などによるドル円の値下がり幅が大きくなり、節目の155円を割り込む展開も想定しておきたいところだという。