米国の半導体大手エヌビディアが発表した今年2月から4月期の決算では、純利益は前の年の同じ時期と比べて7.3倍のおよそ149億ドル・日本円でおよそ2兆3200億円だった。また売上高は前の年の同じ時期と比べて3.6倍のおよそ260億ドル・日本円でおよそ4兆600億円だった。AI向け半導体の需要が好調で、売上高と純利益はともに市場予想を上回り過去最高を記録した。ジェンスン・フアンCEOは、AIの登場によって「新たな産業革命が始まった」との声明を出し、今後も需要が続くとの認識を示した。エヌビディアの好決算を受けて、他の半導体関連銘柄にも買いが広がり、既に最高値圏にある日米の株式相場をさらに押し上げるとの見方も出ている。