ニューヨークからリモートでホリコ・キャピタル・マネジメントの堀古英司が今後の利下げについて解説した。FRB(連邦準備制度理事会)が9月にも利下げを再開するとの見方が強まっているが、今回久々にリセッションを伴わない利下げ局面になるとみられる。FRBにはインフレ抑制と雇用の最大化の使命があるが、景気が良い時には金利を上げることでインフレを抑え、景気が悪い時には金利を下げることで雇用をサポートする操作をするが、歴史的に見ると景気が良くても利下げに踏み切る局面も見られる。7-9月期の経済成長率が2.5%程度となる一方で、期待インフレ率は2%台で落ち着いていて、リセッションを伴わない利下げ局面にあたる可能性が高い。リセッションを伴わない利下げ局面でのS&P500の上昇率はいずれも株価が上昇し、1998年以外は利下げ局面が長期にわたって続いた。今回は利下げ局面の前半。今後の利下げ余地も小さくない。過去の水位ではこの局面では押し目という押し目はほとんどない。引き続きトランプ氏の突発的な発言の影響は無視できないが、今回の利下げ局面は過去の事例に近い値動きをする可能性が高い。
