日本航空ことJALは以前コロナ禍真っ只中の中を取材した。旅客数は激減し、飛行機は欠航が相次ぎピンチを迎えていた。しかしあれから2年半が過ぎ、コロナ収束で活気が戻ってきた航空業界。また現在はコロナ禍と比べ国内線は9割ほど回復し、国際線は7割で中国の団体旅行が解禁されたのが今年の8月で中国のお客が戻り切っていないのが7割という数字になっているという。空港にも活気が戻ってきているというが、収益に関しては2022年度はEBITは645億円で黒字化となった。過去最高益で2023年度の売上収益予想は1兆になるという。その回復の裏にはコロナ禍で経験した学びや気づきがある。コロナ禍では人手不足だった青森にパイロット自らがリンゴを収穫するりんごたすけ隊を派遣したり、医療従事者へ感謝を示した合唱団が結成された。その他にも客室乗務員がウェイトレスとして働くJALアグリポートが展開された。こうした取り組みで新しい関係やつながりが生まれたという。コロナ禍で始めた取り組みが黒字転換を後押しし、JALのさらなる成長へ繋がっている。今回はJAL最新の取り組みに迫る。