新型コロナが5類に移行後、初めて迎えた忘年会シーズン。南栗橋駅では終電を寝過ごした人が続出した。千鳥足で降りて来た男性は公衆電話ボックスに入っていった。妻に迎えの電話をしようとしたが電話番号を思い出せず、スマホは充電切れだった。近くに宿泊施設はなく、始発まで時間をつぶせる場所もなし。深夜は長距離客が多いことや昨今の人手不足が拍車をかけ、タクシーをつかまえるのも容易ではない。男性は自宅までの約17kmを歩くことを決断。足早に去っていった。一方、電車に自身のスマホを忘れ、それを追って南栗橋駅にたどり着いた女性もいた。結局、スマホは見つからず、終電も逃してしまったという。自宅は約36km先の千葉・柏市。女性はスマホの捜索は諦め、タクシーで隣駅に向かいネットカフェで時間を潰すことに。翌日は仕事を休んでスマホを捜したが、結局見つからず。25万円で同じ機種のスマホに買い替えたという。