日本人が出張や旅行などで中国を短期で訪れる際のビザを免除する措置があすから4年8か月ぶりに実施される。中国政府は2020年3月以降新型コロナウイルスの感染拡大を受けて出張や旅行などで中国を訪れる日本人のビザを免除する措置を停止していたが「措置を再開する」と発表した。中国政府は今回の措置では「人々の往来の利便性を高めるためだ」としてビザなしの滞在期間を30日に延長、実施期間はあすから来年末までとしている。コロナ前には松山と上海を結ぶ定期便が週2回運航されていたが2020年から休止が続いていて、運航する中国の航空会社は先月「欠航期間を来年3月下旬まで延長する」と県に通知した。県は欠航が続く理由の一つとして短期滞在のビザ免除の措置の停止を挙げていた。県観光国際課航空政策室は「今回の措置が追い風になることを期待している。運航が再開されれば中国からの観光客の増加が見込めることから一日も早い再開に向けて航空会社に働きかけていきたい」としている。