日本生命NY投資現地法人の今真一郎さんは「アメリカのトランプ大統領が、ソフトバンクグループなどによるAIインフラへの投資計画を発表したことを受け、オラクルやデータセンター関連銘柄が買われたほか、好決算を発表したネットフリックスが上昇し、S&P500も上昇を維持しています。ネットフリックスの決算で一番の注目点は新規契約者数で、2024年10−12月期は予想を大きく上回りました。1四半期の伸びとしては、コロナ禍で在宅期間が増えた2020年1−3月期を上回り、過去最高となりました。10−12月期はボクシングやアメフトの生中継、人気ドラマ『イカゲーム』のシーズン2のスタートもあり、市場の期待が高まっていました。しかし、経営陣は決算会見で『こうしたイベントの契約増加への寄与は大きくなく、国、地域、ジャンルを超えた多様で質の高いコンテンツの拡充が主な要因』と説明します。ネットフリックスは、今年から四半期ごとの契約者数を公表しないと発表しました。今後は、売上高などの財務指標を重視するよう働きかけていますが、通期見通しは445億ドル前後と市場予想並みだった。ネットフリックスは、アメリカなどで値上げを発表していて、投資家の期待値が高まる中、それを超える成長につなげられるか注目しています」などと話した。