モスバーガーを展開する「モスフードサービス」は個人株主獲得の取り組みに力を入れている。ソフトウェアの品質テストで急成長する「SHIFT」は会社のあらゆる情報を数値化して発信している。ゲーム開発や街作りなど様々な事業を進める「カヤック」はユニークなIR戦略で投資家から人気を集めている。そして今回は企業と投資家の両者を取り持つ第三者の立場で三井住友信託銀行も参戦する。IRの重要性が高まっている背景について三井住友信託銀行・水谷さんは「個人投資家・機関投資家が増えた。また今年7月に東証がIR体制の整備を義務化した」などと話した。株主構成比率を見るとSHIFTは機関投資家が半分を占めている。SHIFTの山路さんは「B to Bの会社なのでまずは機関投資家に集中している」などと話した。カヤックは個人投資家が88%となっており、丹治さんは「規模がまだまだ小さいし創業者の株式をどうするかという課題もある」などと話した。そしてモスフードサービスでは抽選で選ばれた約50人の個人株主が参加するイベントを開催している。