今や書店が1つもない自治体は全国で26.2%(出版文化産業振興財団調べ)。きょう、経済産業省主導の書店経営者へのヒアリングが開かれた。齋藤経産大臣肝いりでプロジェクトチームを作り、書店を残していく支援を検討している。現場での課題や工夫を把握し他の書店と共有していきたいとしている。そんな中、全国から客が集まるある書店がある。大阪市にある正和堂書店。一見普通の街の本屋だが、その取組には他県の書店も見学に来るそう。レジの横に並んでいるのはオリジナルのブックカバー。カバーと栞を組み合わせることでアイスキャンディーに変身。デザインは創業者の孫で美大出身である小西康裕さんによるもので、「本を知ってもらうきっかけをいろいろな形で提供していかないといけないのかな」と話す。