グーグルの親会社、アルファベットの株価が今週大幅に上昇。理由はアメリカの連邦地方裁判所が2日、クロームの売却を求めないとしたため。グーグルにとっては事業の分割という最悪の事態を回避でき市場もそれに反応。検索業界で圧倒的なシェアを持つにもかかわらず裁判所がクロームの売却を命じなかった理由は生成AIの存在。ChatGPTなどを使い検索する人が急増。従来のキーワード検索で他を圧倒してきたグーグルの独壇場が揺らぐのではとの指摘もある。裁判所はそうした中でクローム事業を売却する必要はないという判断にいたった。iPhoneなどにグーグル検索を標準設定として搭載しているためアップルも4%近く株価が上昇。裁判所は独占状態の是正は必要だとしてグーグルに検索などの一部のデータを他社に提供するよう命じた。グーグルは控訴すると表明。
