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政府は災害に備え、国土強じん化を進めるための対策が来年3月で終了することから、新たな計画をことし6月をメドに策定することにしている。埼玉県八潮市で起きた大規模な道路陥没事故など、下水道管の老朽化が原因とみられる陥没が相次いでいることを受けて政府は、国土強じん化に向けた新たな計画に、上下水道管などの集中的な修繕や更新を進めることを盛り込む方向で調整に入った。また、線状降水帯や台風などに関する予測精度のさらなる向上や、津波からの避難施設や避難経路の整備、それにトイレやベッドの備蓄などによる避難所の環境改善も明記することを検討している。さらに能登半島地震を踏まえ、半島などアクセスが困難な地域で、陸海空の交通ネットワークを強化することも盛り込みたいとしている。政府はあす、有識者会議でこうした方針を示し、計画策定に向けて議論を進めることにしている。
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- 八潮市(埼玉)令和6年 能登半島地震