“夏野菜”価格高くなる見通し

2025年8月1日放送 21:19 - 21:26 NHK総合
ニュースウオッチ9 (ニュース)

命に関わる危険な暑さはきょうも。三重県桑名市では、午後3時前に40.4℃を記録。国内で40℃以上を観測するのは3日連続となる。このほか、日中の最高気温は愛知県豊田市で39.5℃、岐阜県美濃市と兵庫県西脇市で39.3℃など、各地で危険な暑さとなった。あすも気温は上がり、日中の最高気温は大分県日田市で39℃、埼玉県熊谷市や名古屋市、大阪市などで38℃と、危険な暑さが予想されている。平年の7月の平均気温と比べて2.89度高くなり、気象庁が1898年に統計を取り始めてから最も高くなった。さらに先月は全国的に雨が少なく、平年の降水量と比べると、東北の日本海側では平年の13%、北陸と新潟県では平年の8%の少なさで、いずれも気象庁が1946年に統計を開始してから最も少なくなった。
埼玉県吉川市にあるスーパーでは記録的な暑さや雨の少なさの影響で、野菜にも影響が出始めています。農林水産省はきょう、今月の主な野菜の価格について、きゅうりやピーマンといったいわゆる夏野菜を中心に、平年より1割から3割ほど高い見通し。北海道や東北、北関東といった夏場の主な産地で、気温の高さや少ない雨の影響で、出荷量が減ったことが主な要因。こちらのスーパーで野菜の状態も例年とちがうという。こうした中、野菜の暑さ対策が進んでいる。静岡県で枝豆を生産する深川知久さんの畑では去年、夏の暑さの影響で7割ほど収穫量が減った。そこで新たな対策として、ことしからアルコールの一種エタノールの濃度を調整したものを、10日おきにドローンで散布した。その結果、収穫量は散布しなかった場合と比べ、2倍程度になったという。気になる今後の見通しについて、気象庁は今月前半は東北の日本海側などでは曇りや雨の日が多く、平年並みか平年を上回る雨を予想しているが、今月後半は晴れる日が多くなり、再び雨が少ない日が続くおそれがあるとしている。


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