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海藻の群生地である藻場が消え、海底の岩肌が見える「磯焼け」という問題は、全国の海で深刻化していて、漁獲量が減っている原因のひとつでもある。「磯焼け」をドッグフードで解決しようという取り組みが始まっている。立命館大学で環境分野の研究をしている准教授の光斎翔貴社長と友人の戸田耕介副社長は会社を立ち上げ、ある程度の消費と差別化を狙い、白身魚であるイスズミやアイゴを原料に使った新しいドッグフードを2年の開発を経て、販売を実現。原料を仕入れている五島列島では、磯焼けの原因のひとつとされ、海藻をえさとするイスズミやアイゴが網にかかる。長崎県では藻場が減少していて、特に五島市ではこの30年余で5分の1以下に減少。その影響でこの20年余でアワビは20分の1、サザエは7分の1にまで漁獲量が減少した。イスズミやアイゴは臭みがあり好んで食べられないが栄養価は高く低脂質でほどよいタンパク質がある。