午後LIVE ニュースーン (ニュース)
石破総理大臣はきょう午前、総理大臣官邸でノーベル平和賞を受賞した日本被団協の代表委員を務める田中熙巳さん、田中重光さん、箕牧智之さんたちとおよそ30分間面会した。面会の中で被団協のメンバーが求めたのがことし3月に開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に日本がオブザーバーとして参加すること。核兵器禁止条約は2017年に国連で採択され、4年前に発効しているが、米国やロシアなどの核保有国は参加していない。日本政府は核保有国が参加していない禁止条約は現実的な核軍縮にはつながらないとして条約を批准しておらず、オブザーバーとしても参加したことがない。石破総理大臣は先月の衆議院予算委員会でオブザーバーとして参加するかどうかを巡り、議事録を検証するなどして検討を進める考えを示している。きょうの面会の中で石破総理大臣は被団協からの求めに対し、「厳しい安全保障環境の中、日本の現状はやむをえないが、将来、核なき世界を目指すという思いは同じだ」と述べた。