ニュースウオッチ9 (ニュース)
水俣病の患者団体などで作る、水俣病被害者支援者連絡会のメンバーが環境省を訪れた。水俣病を巡って環境省は、法律で定められた住民の健康調査を2026年度に開始するため、その方法を検討する専門家会議を設置しているほか、去年、患者や被害者の団体と環境大臣との懇談でマイクの音が切られた問題をきっかけに、団体側と環境省の間で、水俣病の問題の解決に向けた協議も行われている。参加者かは住民の健康調査の方法を検討するにあたって患者や被害者などの声をよく聞くことなどを要望した。また、去年11月以降行われていない団体側と環境省の協議について早期に次回の会合を行うこと、新潟水俣病の患者団体などとの協議も行うこと、それに浅尾環境大臣が、速やかに水俣市や新潟市を訪れ、患者や被害者と懇談することなどを求めた。