ニュース・気象情報 (ニュース・気象情報)
NOAAによると、太陽では今月「太陽フレア」と呼ばれる爆発現象が発生し、電気を帯びた粒子が地球に向けて大量に放出された。この粒子が日本時間のきょう未明に地球に到達し、地球の磁場が乱れる磁気嵐が発生したという。磁気嵐の大きさは5段階中上から2番目だということで、今後さらに強まる可能性もあるとしている。NOAAはGPSや一部の無線通信、送電設備などに影響が出るおそれがあるとして、警戒を呼びかけている。また、ふだんは緯度の高い地域で観測されるオーロラがより緯度の低い地域で見られる可能性もあるという。太陽は約11年の周期で活動が活発になったり弱まったりすることが知られていて、ことしは活発な時期にあたる。ことし5月にも太陽フレアが発生した影響で日本も含む世界各地でオーロラが観測されたほか、米国ではGPSを活用したサービスで太陽フレアが原因と見られる不具合が確認されるなど、経済活動に影響が出た。