ひるおび ひるトピ
7月2日はうどんの日。東京に続々進出している福岡うどんについて。今年2月下旬、東京・墨田区にオープンした資さんうどんでは、今でも空席を待つ人が列を作っていた。一番人気は「肉ごぼ天うどん」。やわらかくモチモチ食感の麺に、鯖や昆布などの甘めの出汁、ゴボウの天ぷらが地元で愛されてきた福岡うどんの特徴。北九州発祥で、去年12月から先月にかけて関東に5店舗オープン。ファミリー層をターゲットに幹線道路沿いを中心に出店。東京での知名度はゼロからのスタート。香川県を代表する讃岐系のチェーン店が多い中、並んででも食べたい人気店になった理由を社長に聞くと、うどん以外にもカツ丼やカレーなど幅広い100種類以上のメニュー、カウンター席やボックス席などいろんなお客が利用しやすいのが特徴。今後は同じすかいらーくグループ内で業態転換を進めるなどして全国展開を目指すという。
資さんうどんに続いて今年4月に東京に出店したのは、創業74年の福岡の老舗「因幡うどん」。因幡うどんの特徴は、丸い形のゴボウ天ぷら。かき揚げになっているためうどんに乗せて数分経つとほろほろ崩れていく。ゴボウ天ぷらと出汁を一緒に味わうのがオススメ。ターゲットは、若者とインバウンド。そのために観光客が集まる原宿の一等地に出店。東京での知名度アップを狙い数年かけて店舗を増やしていく予定。今注目の福岡うどんは、約20年前に東京進出しているチェーン店「ウエスト」がある。東京・町田に2004年に初出店したが、当時は苦戦を強いられたという。やわらかいうどんの認知度が薄かったため戦略を転換。うどんを扱いながら多くの店で蕎麦を主役に据えて営業を続けてきた。最近はうどんが好調だという。