NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
茨城・筑西鬼怒川で鮭の見学会が行なわれたが捕獲された鮭は5匹だった。2009年にピーク時は1日100匹以上とれた鮭だがことしは1日数匹程度と本州各地で記録的不漁となっている。本州のサケの来遊数は年々減少傾向にあり、特に今年は1割ほどにとどまるなど激減。専門家は猛暑の影響があると話した。記録的不漁によってサケを使った名産品にも影響が出ている。宮城県産にこだわっていて料理を提供していた飲食店では宮城県産のサケは去年の4分の1程度しか仕入れられず、北海道産をつかって補っているという。新潟・村上にある料亭の料理長は貴重な地元秋鮭を確保しようと休日も漁港を回るが見つからず、今年のサケコースは予約が一杯となっている。今後のサケ漁について、温暖化が進むにつれ北上していきすでに北極海に分布が広がっていてそこにシフトしていくという。