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年金で暮らしているという男性は大腸がんと診断され2週間に1度、抗がん剤の治療を続けている。直面したのは高額な医療費だった。がんの治療を巡っては新薬の開発で治療が可能になるケースが増える一方で、医療費は年々増加している。そこで負担を軽減する仕組みとして高額医療費制度がある。年収に応じて自己負担額に上限を設け、上限を越えた金額は払い戻されることになっているが、男性は先が見えないことが不安だという。民間の医療保険やがん保険に加入していても注意が必要なケースがある。がんの治療のため月に約8万円かかる薬を服用している女性は保険金を支払う治療に該当していないことがわかり、保険金が出なかった。フィナンシャルプランナー・黒田尚子さんは「最近のがんの治療は入院日数が減っているため通院の場合でも保障されるか確認してください」と話す。がん情報サービスサポートセンターでは住んでいる地域のがん相談支援センターを紹介してくれる。