世界!ニッポン行きたい人応援団 あの方に会いたい!再会SP
そばを愛するフランス男性ミカエルさんのために一休庵の内野さんがニ八そばの打ち方を伝授。綿棒は猫の手にして伸ばしていくと説明。そして内野さんからミカエルさんにそば粉をプレゼントした。
あれから1年、ミカエルさんとサンドリーヌさんを日本にご招待した。深大寺は参道を中心に18軒のそば店がありかつて米がとれずそばを献上したことが始まり。一休庵を訪れた。十割そばはつなぎに小麦粉を使わず蕎麦粉のみで製麺している。そばの実から仕入れ脱穀や製粉まで行っているという。みそかそばと節分そばを紹介した。大晦日と立春が近いことかが同時に済ませ大晦日にだけそばを食べる習慣が残ったという。
茨城県の森ファームを訪れた。玄ソバ最高峰の常陸秋そばを生産している。茨城は昼夜の寒暖差が大きく江戸時代からそばの栽培が行われてきた。玄ソバ1粒は約5mmでそばは成長が早く1年で2回収穫ができる。そばは他の植物の発芽や成長を抑える物資を含んでいて、約170年前のものでも発芽したという。一気にそばを収穫するため鮮度の良い状態を確保できる。
大内宿の三澤屋を訪れた。高遠そばは地元で採れたネギを箸代わりにする。昔の会津地方は肉と海産物が手に入らず野菜で出汁をとっていたという。大根おろしにはそばの栄養素を吸収させる働きがある。
岩手県の金婚亭を訪れた。岩手の郷土そば「わんこそば」発祥の地という。わんこそばは今から400年前に南部藩の殿様が江戸に行く途中に花巻城に立ち寄りそばが口に合わないと失礼になると少しずつ出し、殿様はそれを気に入り何度もおかわりをしたことから。
青森県弘前市を訪れた。津軽そばは平成13年に復活。野の庵で津軽そばの作り方を見せてもらった。前日から水に浸した大豆をすり潰してこし、呉汁に対し8%分の蕎麦粉を加えかき混ぜる。かつて津軽地方は米の不作が続き食糧難になり住民の食を支えたのがそばと大豆。そばとタンパク質豊富な大豆を組み合わせ厳冬を乗り切るそばを生み出した。呉汁と製粉した蕎麦粉をあわせ生地にしてカットし茹でる。
ミカエルさんとサンドリーヌさんは再び東京へ。ミカエルさんはそば打ちに挑戦する。