なぜ裏側を探査?/今後の宇宙開発は

2024年6月26日放送 4:26 - 4:29 NHK総合
国際報道 (ニュース)

中国総局・須田さんは「中国の宇宙開発の技術力の高さを見せつけたということ。ただ、さらに重要なのは今回のサンプルリターンは月の資源開発をめぐる国際競争で中国が先手を取ることになるということ。月の裏側には水を始めヘリウム3やレアメタルなどが多く存在している可能性が指摘されており、こうした資源が本当に存在するのか、中国が先に検証することに繋がるため。月の資源開発に関する国際的なルールは事実上まだ確立されていないため”早い者勝ち”になっているのが実情。そんな中で中国が今回のミッションを経て資源開発の主導権をとるためのきっかけを掴む可能性が出てきている。中国は今後、2030年までには有人月面着陸、2035年までに月面で科学実験や資源開発を行う研究ステーションを整備するとしている。そこで注目されるのが古くから中国に宇宙開発技術を提供してきたロシアとの協力。先月、ロシアのプーチン大統領が中国を訪問した際に発表された”国交樹立75年の共同声明”では、『月の研究基地の建設を含む宇宙分野の協力を後押しする』などとしたばかり。さらにロシアの国営宇宙開発公社の社長は今年3月、『中国とともに月面に原子力発電施設を設置する構想を検討している』とも発言している。中国とロシアの動きはアルテミス計画を主導するアメリカに対抗する形で宇宙でも自分たち中心の秩序づくりを目指しているのではないかという指摘も出ている。北京ではあさって、国家宇宙局の幹部らが外国メディアも招いて会見を行う予定で、中国の宇宙開発の意図や長期的な構想に関する発言に注目が集まる」などと話した。


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ウラジーミル・プーチン中国国家航天局北京(中国)アルテミス計画

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