Nスタ (ニュース)
入学して10か月、給食の時間はやっぱり自然と笑みがこぼれる。この日のメニューはたっぷりの野菜が入ったキャベツのスープ煮に、いちごジャムつきの白パン、ミートポテトのチーズ焼き。元気いっぱいにおかわりする子も。この小学校で給食の管理を行っている佐藤恵は、子供たちの見回りを終えたあと、机に向かって献立作りに。一転、笑顔が消えていた。佐藤を悩ませるのは物価高。安い食材への変更を余儀なくされている。献立の工夫だけでは物価高に追いつかず、川崎市の小学校では今年4月から月額4600円から5400円に値上げする。値上げで予算は増えるが、佐藤さんは、すぐそれを物価高が追い抜いてしまうのではないかと不安に駆られている。