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中国と“5年ぶり”首脳会談を行い、インドが全方位外交を展開する。新興国グループ「BRICS」(ロシア、インド、中国などが加盟)の首脳会議が行われている。23日にはインド・モディ首相と中国・習近平国家主席が5年ぶりとなる正式な会談を行った。習主席は対話姿勢を強調、モディ首相は「相互の信頼と尊重、配慮が両国関係の基盤」と訴えた。両国の最大の懸案事項は「国境問題」。約3500kmに渡り国境を接しており数多くの係争地がある。国境の大部分が確定しておらず1962年以降、衝突が続いている。今年7月、2度の外相会談が行われ、今月、国境地帯のパトロールについて合意、関係改善の動きが加速している。専門家によると「中国はインドとの国境問題をある程度解決し南シナ海など太平洋側の情勢に集中したい狙い」、インドは2020年の衝突以降、中国企業への規制を強化したことで経済成長が鈍化。国内の経済界から緩和を求める声が上がっている。インドのGDPは日本を抜く4位、人口は1位。外交面でインドはQUADに加盟する一方で上海協力機構にも加盟するなど全方位と良好な関係を築く外交をしているが、専門家は「現状東よりのスタンスをとっているが、長期的には西側よりな歩みを進めている」な分析した。