午後LIVE ニュースーン 気になるニュース深堀り
脳出血の影響で左半身にまひを抱えながらエスカレーターを使っている男性に話を伺うと、バランスをとるために右側に立ちたいものの混雑している状況だとそれが出来ず困ることがあるといい、右側に立っているとエスカレーターを歩いてきた人に威圧されることや無理やりくぐり抜けて移動されることもあると話している。東京都交通局など鉄道事業者も立ち止まって乗ることを呼びかけているが、長年続いてきた慣習を変えるには至っていない。エスカレーターで歩いてしまう人に話を聞くと、急いでしまうのと東京ではそれが当たり前になってしまうとの声が聞かれた。一方で構造計画研究所の研究によると、両側に利用者が詰めて立った場合のほうが、片側は歩行しながら進むよりも多くの人を運べるとしていて、背景には立ち止まる人には歩いている人がいると余計に時間がかかることがあるとしている。専門家の水野智美氏はエスカレーターは階段を歩くことに支障が生じる人たちのためのものだった、今ではみんなが安全に乗れることを考えなければいけないと言及している。