ひるおび (ニュース)
政府は昨日、米政策に関するこれまでの「米は足りている」との主張を誤りだと認め、米の増産に踏み切る考えを示した。米の需要見通しと需要実績を見ると、去年と一昨年は実際の需要が大幅に上回っている。その要因としてインバウンドの増加やふるさと納税の返礼品の販売が増えたことなどを考慮できていなかったという。さらに去年・一昨年の猛暑の影響で白く濁った米が多く、精米後の食べられる量が想定よりも少なかったことも見落としていた。こうした需要の増加と供給量の減少を見誤った結果、去年6月に5kg=2169円だった米価格は今年5月には4285円まで高騰した。