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米国で成立した動画共有アプリ、TikTokを禁止する法律を巡り来月の発効の翌日に就任するトランプ次期大統領は「私はTikTokに愛着を持っている」と述べこの法律への対応を検討する考えを示した。TikTok側は法律の発効を一時的に止める緊急の差し止め命令を出すよう連邦最高裁判所に申し立てた他、TikTok・チュウCEOがトランプ氏と会談したと報じられている。トランプ次期大統領は選挙で勝利してから初めてとなる記者会見をフロリダのマーアーラゴで開いた。トランプ氏は先月、中国・習主席を1月20日の大統領就任式に招待したということだが、トランプ氏によると習主席は出席するかどうかまだ返事をしていないとのこと。さらに習主席を「すばらしい人物」と評価したうえで「大変、良好な関係を築いている」と記者に説明した。米国議会が4月に可決した法律は、親会社のバイトダンスが270日以内にTikTokの米国事業を売却しなければ米国でアプリの利用が禁止されるという内容。12月に入って連邦控訴裁判所はこの法律が違憲で憲法修正第1条に抵触するというTikTok側の主張を退けた。トランプ氏は16日、フロリダでTikTok・チュウCEOと会談したとの報道もある。フェイスブック創業者・マークザッカーバーグ氏やアップル・ティムクックCEO、グーグル・スンダーピチャイCEOなどIT業界の大物たちとの一連の会談の一環だったとみられる。