国際報道 油井’s VIEW
トランプ氏はハリウッドを再び偉大にと掲げている。そのためにハリウッドを特別大使としたシルベスター・スタローンさん、メル・ギブソンさん、ジョン・ボイドさんを迎えた。3人はトランプ支持者でそのうちシルベスター・スタローンさんは大統領選挙後の去年11月にはトランプ氏の邸宅にまねかれてトランプ氏を第二のジョージ・ワシントンとし、第二のジョージ・ワシントンと褒め称えたという。しかしメル・ギブソンさんは特別大使になることは事前には知らなかったという。ハリウッドではかつてにくらべ映画の制作本数が減少し、最近では新型コロナの影響で厳しい状況になりコスト面から映画撮影もイギリスやカナダで行われているという。そのために特別大使の任命は映画産業の復活を目的にされているが、単なる名誉職とされている中でハリウッドの保守化を目指しているとされる。またハリウッド俳優にはロバート・デニーロさんやメリル・ストリープさんなど反トランプを声明にしている俳優も少なくはなく、伝統的にリベラル派が多い。また特別大使の起用で国民に広く受け入れられてきたエンターテインメントを政治色を濃くし、分断を生むことにならないか懸念する声もデている。