ひるおび JNN NEWS
16日、アメリカのトランプ次期大統領は、日本側が望めば、来年1月の就任式の前にも石破総理との会談に応じる考えを示した。これに先立って行われた安倍昭恵夫人との夕食会について、「私は安倍晋三元総理と、とても親しかった。夕食会は晋三に敬意を表したものだ」と話している。また、16日、トランプ氏はソフトバンクグループ・孫正義会長兼社長と会談した。トランプ氏は、ソフトバンクが今後4年間で米国へ1000億ドル(15兆円あまり)を投資することなどを約束したと明らかにしたうえで、「マサ(孫氏)は新興技術を誰よりも深く理解している」と持ち上げてみせた。また、トランプ氏は、次の駐日大使に投資銀行のトップなどを務めた実業家のジョージ・グラス氏を指名すると明らかにした。グラス氏について「ジョージは、そのビジネス能力を大使の仕事に活かすだろう。彼は常に米国ファーストだ」としている。グラス氏は、第一次政権でポルトガル大使を務め、中国に対する厳しい発言で知られていた。林官房長官は、トランプ氏が会談に応じることについて、「日本を重視する旨の前向きな発言を歓迎する」「双方の都合の良い時期に会談を行い、じっくりと意見を交わし、人間関係を構築することができれば良い」と期待を寄せた。