トランプ関税…2回目の日米交渉 大豆が交渉に?農家の不安は

2025年5月4日放送 8:23 - 8:28 TBS
サンデーモーニング (ニュース)

金曜日、2回目の日米関税交渉を終え改めてトランプ関税に危機感を示した赤沢大臣。そんな日本側の足元を見るように、トランプ大統領は「我々は優位な立場にある」などと述べた。2時間余りに及ぶ閣僚協議で、今回は米軍駐留経費などは議題に上がらず関税や貿易について協議。今回日本の交渉カードとして注目されたのが大豆。アメリカは世界第2位の大豆生産国。これまでその大半を中国へ輸出。しかし極端な高関税の応酬によって中国との取引が止まる懸念がある中、その分を日本が引き受けようという。農産物の輸入には慎重な自民党・森山幹事長も、大豆については「協力ができること」などと述べた。大豆農家の石塚さん夫妻は、大豆がアメリカとの交渉カードにされるのは許せないという。東京ドーム約4つ分の畑で約25トンの大豆を育てているが、価格は安定しないという。大豆の価格と生産量を示したグラフでは、生産量が増えた都市は急落していて、供給量によって値段の変動が激しい。日本の大豆の自給率は7%。アメリカからの輸入が増えて価格が下がれば日本の農家はどうなるのかと危惧している。影響を受けるのは農家だけでない。創業100年を超える老舗の醤油メーカー「弓削多醤油」は、一番のこだわりは原材料の国産大豆。大豆を蒸し炒った小麦と天日塩を混ぜて木樽を使って熟成。アメリカ産大豆輸入が取り沙汰され国内の大豆農家に危機感も広がる中、取引先の青森の大豆農家に電話すると、青森ではすでに多くの農家が見通しの立ちづらい大豆から高騰する米に生産を切り替えているという。この先の交渉について、石破総理は「アメリカとの一致点というのは見出せる状況には今のところなっていない」などと述べた。


キーワード
自由民主党農林水産省森山裕東京国際空港東京ドーム総理大臣官邸ドナルド・ジョン・トランプホワイトハウスアメリカ合衆国軍鴻巣市(埼玉)ワシントン(アメリカ)日高市(埼玉)弓削多醤油石破茂内閣官房 ホームページ赤澤亮正News Nation

TVでた蔵 関連記事…

日米関税交渉アメリカ「自動車は対象外」溝浮き… (羽鳥慎一モーニングショー 2025/5/5 8:00

日米交渉の雲行きが怪しい… 自動車関税は交渉対… (サンデー・ジャポン 2025/5/4 9:54

”トランプ関税”2度目の日米交渉 議論の内容は? (サンデー・ジャポン 2025/5/4 9:54

トランプ関税…2回目交渉 交渉カードは…農産物も? (サンデーモーニング 2025/5/4 8:00

自動車関税「協議の対象外」米主張 (シューイチ 2025/5/4 7:30

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.