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いよいよ来月6日、バスケットボール・アジアカップでシリアとの初戦を迎える男子日本代表。「3年後のロサンゼルス五輪出場へ大きな道しるべとしたい」と話すホーバスHCは、アジアカップに挑む精鋭12人を発表した。2年前のW杯や去年のパリ五輪で活躍した31歳の富樫勇樹が約8か月ぶりに代表復帰。NBAの登竜門・サマーリーグに参加した29歳のベテラン・馬場雄大や富永啓生らパリ五輪メンバーから7人を選んだ。一方、若手の強化も測ってきた中で、22歳のジャン・ローレンス・ハーパージュニアと金近廉が代表入り。さらに今回の代表最年少・21歳のジェイコブス晶がパリに続いて選ばれた。そのジェイコブスに今月、健二郎さんがインタビューした際には「若い選手がいると頑張りが増える。これから日本のバスケを盛り上げるためにはどんどん経験するチャンスを貰って、アジアカップはみんな一緒に同じことを理解してやっていけるチームになると思う」と語っていた。番組で取材した選手では、パリ五輪落選でリベンジに燃える”おでんくん”こと西田優大も選ばれた。今回の日本代表の平均年齢は25.7歳。まさに西田がベテランと若手のつなぎ役となる。一方でNBA・ブルズと2WAY契約したばかりの河村勇輝は今回は見送りとなった。これまで何度も日本代表を取材してきた健二郎さんが注目した今回の選考ポイントは「河村選手がいないのは残念だけど、五輪経験者が7人おり、若手の選手もいるミックスなので、どういうふうに反応するのか楽しみ」とのこと。アジアカップ前に強化試合を6試合行った日本代表だが、1試合平均は71.3点と得点力不足が課題。そこで代表復帰した頼れるベテラン・富樫は「ペースが大きく影響していると思うので、速くしていきたい」と話す。今回のアジアカップ代表の目標は「グループリーグ1位」。