午後LIVE ニュースーン おとりよせ@神奈川
バングラデシュ出身のチョウドリさんはこの道25年のそば職人。神奈川・逗子市にあるお店はいつも地元の常連客で賑わっている。チョウドリさんは留学生として32年前に来日。日本文化を学ぶ授業の一環で初めてそばを食べ、その味わいに感動したという。来日して2年後にそば職人になると決意。修行したいといくつもの店を回ったが「外国人だから」と断られ続けたという。そんなチョウドリさんの熱意に打たれたのが小田原の製粉会社の社長・久津間裕行さん。そばの挽き方から打ち方まで1年間かけて教えたという。チョウドリさんは決意から5年後に自らの店をオープン。当初は偏見を感じることもあったというが、味でその逆境を跳ね返してきた。こだわっているのは鮮度で、そば粉は毎朝石臼で挽いている。茹で時間はわずか30秒で、賞味期限は5分とのこと。チョウドリさんは自分の味を弟子のハビブさんに継承しようとしている。チョウドリさんは「苦労した思いがあったけど本当にその後楽しんでいる。これからも地域の皆さんに美味しいものを食べさせたい」などと話した。